植物工場事業管理クラウドシステム「Farmport」など、ITシステム開発にも注力するアグリテックカンパニー
株式会社ファームシップ

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会社概要・事業内容
会社概要
未来の農業を「つくる」「とどける」「育成する」アグリテックカンパニー。
「先端農業開発事業」、「農産物流通事業」、「アグリ人材事業」を国内外で展開。農と食の未来を創造し、人類の発展に貢献する。
「先端農業開発事業」では、生産現場支援、生産技術導入、植物工場を利用した受託研究など植物工場の収益化のための総合ソリューションを提供。「農産物流通事業」では、全国の農業者のシーズと主に都市圏の小売・流通事業者のニーズをつなぎ、農業者の販売を支援。「アグリ人材事業」では、管理者・作業者の人材育成やセミナー・調査研究を通じ、農業を支える人材プラットフォームの構築を進めている。
「植物工場技術」をコア技術とし、農業の課題解決に取り組む農業ベンチャーとして船出。その後、流通事業の立ち上げ、先端技術の研究開発拠点「富士Lab」開設を経て、2016年10月にはアグリ人材の育成と輩出をメインミッションとした100%子会社の株式会社オーシャンを設立。インドネシアでも事業展開を開始し、国内外で、世界最大規模の植物工場を複数展開する企業集団へと成長している。
事業概要
1.先端農業開発事業
植物工場の事業開発・運営支援
植物工場を中心に露地×加工×集荷×創エネ機能を備えた新型産地創出。
- 植物工場事業開発
植物工場事業参入を考えている企業に、事業計画立案から初期設備投資コストの最小化を目指した最先端の植物工場設計をサポート。また、工場稼働時の人材派遣を含む生産支援や生産された製品の販売提携を含めたパートナーシップまで、事業に関わる全てのフェーズに置いてソリューションを提供し、補助金獲得や資金調達に関しても専門家がアドバイス。 - 資機材開発・販売
種、肥料や培地などの生産資材はもちろん、植物栽培用LEDや野菜包装機などの設備機器まで、植物工場で使用するあらゆる資機材をリーズナブルな価格で販売。栽培研修や研究開発に便利なコンテナ型植物工場「BlockFARM」や、生産性の向上を実現する植物工場事業管理クラウドシステム「Farmport」など、オリジナルの製品やITシステムの開発にも力を入れている。 - 研究開発(受託研究・受託生産)
植物工場業界への参入を考えている企業や、学術研究機関等に受託研究・受託生産サービスを提供。自由かつ高度な環境制御が可能な完全閉鎖型実験設備で豊富な環境データを詳細に計測し、ますますニーズが高まる機能性食品や植物工場向け資機材の開発等を、経験豊富なスタッフが強力にサポート。
2.流通事業
商品開発・物流構築・仕入販売
商品開発(PBなど)および物流構築、生産者へ販売力提供、販売者へ調達力提供。
- 商品企画開発サービス
農産物流通のプロとして、消費者・利用者のニーズと食トレンドの生の情報に基づき、生産者と一体となって農産物の特長を活かした商品を企画・開発。 - 販路開拓&物流構築サービス
生産者に対し、新たな販売先の開拓を支援するとともに、産地から消費地までの最適な物流を構築し、流通コストと鮮度を改善。また、農産品の輸出支援メニューも充実。 - 流通プラットフォームの提供
農産物流通に特化した、独自のクラウドサービス「コンチネンタル」を展開し、産直流通のオペレーションの生産性向上とデータサイエンスによる収益最大化を支援。
3.人材事業
各種セミナー・人材育成
生産圃場の管理/現場スタッフ育成、オペレーション受託、各種セミナー開催
- セミナー・調査研究
農業経営力・生産圃場運営力・営業力向上に資する情報をレポート等の形で発信するとともに、各種セミナーを定期的に開催。ファームシップグループの植物工場の見学・体験ツアーも含み、他では経験できないセミナープログラムを提供。 - 人材教育
植物工場をはじめとした先端的な生産圃場の運営を担う工場・農場長、現場リーダー、現場スタッフの育成プログラムを提供。オリジナルテキストを用いた座学に加え、ファームシップグループの植物工場その他の生産現場を利用した研修を取り入れており、最先端農業を基礎から学べる。 - オペレーション受託
植物工場を含む生産圃場の運営・特定作業、農業関係の流通・営業・販売、調査・研究等のニーズに合わせ、ファームシップグループのプロフェッショナルが業務を提供。
沿革
- 2014年3月 株式会社ファームシップ 設立 (本社東京都中央区築地、資本金550万円)
- 2014年3月 資本金1,000万円に増資
- 2014年4月 植物工場事業開始
- 2014年6月 本社所在地を東京都千代田区内神田に移転
- 2014年7月 農産物流通事業開始
- 2014年8月 資本金2,300万円に増資
- 2014年8月 農業データサイエンス事業開始
- 2015年7月 第三者割当により資本金を9,050万円(資本準備金含む)に増資
- 2015年7月 取締役会設置会社へ機関変更
- 2016年4月 本店所在地を東京都中央区東日本橋に移転
- 2016年10月 人材事業を推進する株式会社オーシャン(ファームシップ完全子会社)を設立
- 2017年2月 兵庫県伊丹市に人材トレーニングセンター(iCubeTC)開設
- 2017年4月 本店所在地を東京都中央区京橋に移転
経営者プロフィール
代表取締役 北島正裕
1980年6月、静岡県生まれ。父方はイチゴ農家、母方はトマト農家の家系。明治大学大学院卒業、分子生物学専攻。農学修士。卒業後、大手信販会社にて国際部及びシステム部に所属。その後、外資系体験ギフトサービス会社にて企画営業部長として日本市場向け商品開発のマネジメント経験を経て、大手植物工場事業会社に入社。工場長、研究開発部長及び営業部長として大規模完全閉鎖型植物工場の収益事業化に成功。
代表取締役 安田瑞希
1981年3月福岡県生まれ。花卉専業農家の長男。明治大学農学部卒業、施設園芸専攻。公認会計士。卒業後、米国オレゴン州現地農業生産法人にてバラの生産管理及び販売業務に従事。帰国後に公認会計士資格を取得、国内大手監査法人の国際部に入社。外資系大手メディアにて、オンラインメディアビジネスの経営企画、事業開発マネージャーとして事業推進の経験を経て、大手植物工場事業会社に入社。事業企画責任者として、国内外の事業開発及び経営管理を担当。
(同社Webサイトおよび同社Wantedly掲載情報を基に当社編集)