防犯カメラ映像をAIで解析。万引き防止AI「VAAKEYE」実証実験で77%以上の被害額削減。犯人逮捕にも貢献!
株式会社VAAK
画像取得先: https://vaak.co/
会社概要・事業内容
会社概要
カメラ解析人工知能(AI)スタートアップ。
防犯カメラの映像をAIで解析することで、人間の詳細行動の検知を可能とする技術を強みとしている。人間の歩幅や関節の動きなど、100以上のポイントを分析し、不審行動や危険行動をリアルタイムで検知。この技術を活用し、万引き犯・不審人物の検知や来店予測を行うサービス「VAAKEYE(バークアイ)」や、レジなし決済システム「VAAKPAY」を展開。
「VAAKEYE」は、2018年3月にベータ版を提供開始。以後、複数の大手企業の小売店舗で実証実験を行い、77%以上の万引き被害額削減、96%以上の万引き対策時間削減の実証結果を得た。また、同年12月には「VAAKEYE」により検知した映像情報で万引き犯が逮捕された。この実証結果とユーザーからの好評により、「VAAKEYE」正式版がリリースされた。
「人を気遣い、助けるロボットが生活に溶け込む社会」の実現により、より安全で安心できる未来へと繋がるよう取り組む。
事業内容
データ解析AIによる防犯・自動化・分析
- 万引き防止AI「VAAKEYE(バークアイ)」の開発・運営
- 無人レジ「VAAKPAY(バークペイ)」の開発・運営
ソリューション
「VAAKEYE」
犯罪や事故を防ぐ映像解析AIソリューション。
詳細な行動を検知し、「不審行動」や「危険行動」を予測。通知や外部連動により、犯罪や事故を防ぐ。
万引き防止システム「VAAKEYE」
店舗での不審行動や万引き行動を自動的に検知。今までの万引き防止システムと違い、明らかな不審行動のみならず、万引き犯の複雑な行動まで認識できるため、いつ、どこで、どのような身体的特徴を持った人が、どのように万引きを行なったかまで、自動検知することが可能。万引き犯の決定的な犯罪行為情報を取得でき、警察への情報提供が可能となる。
<不正対策のない店舗運営の実現>
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- 万引き/うち引きの防止
防犯カメラ映像を解析することで、犯罪行動や不審行動を検知し、映像証拠を押さえることが可能。また従業員や警備員に通知することで、犯行を未然に防ぐことも可能。万引きやうち引き被害額の削減、それら対策業務の削減を行い、店舗運営における余計な心理負担の解消に貢献する。 - セルフレジの不正防止
防犯カメラ映像を解析することで、セルフレジで頻発するスキャン漏れや不正を検知し、映像証拠を押さえることが可能。利用者へ確認を促したり、従業員や警備員に通知することで、犯行を未然に防ぐこともでき、「セルフレジ+VAAKEYE」による店舗の省人化も可能となる。
- 万引き/うち引きの防止
<次世代のセキュリティとホスピタリティを街なかに>
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- 空港で
防犯カメラ映像を解析することで、暴力事件の発生や拳銃/ナイフの所持、不審物/所持品の置き去りなどを検知し、係員や警備員に通知。事案の早期発見・早期対応を支援。 - 駅で
防犯カメラ映像を解析することで、喧嘩や線路への立ち入り、車内の痴漢などを検知し、駅員や警備員に通知。事案の早期発見・早期対応を支援。 - 街で
防犯カメラ映像を解析することで、暴力事件の発生や、ストーカーや空き巣などの不審人物を検知し、自治体や警察に通知。事案の早期発見・早期対応を支援。
- 空港で
レジなし決済「VAAKPAY(バークペイ)」
小売店舗を省人化する統合型AIソリューション。
レジに並ぶことなく商品を購入することができる決済システム。「誰が何を手に取ったか」という情報を店内の防犯カメラの映像から検知するため、少数の防犯カメラのみで実現できる。
- 運営の自動化
スキャン/レジ打ちをなくし、欠品検知や棚卸しのシステム化、需要予測など、「VAAKPAY」のデータを活用して、より広範な省人化が可能。 - 不正削減
万引きができない仕組み作りが可能。またカメラや商品に対する不正を検知し、防止することもできる。 - 店内分析
どの商品が注目されているか、どういった属性の客が来店しているかなど、VAAKならではの詳細な分析が可能。
受賞歴
- Honda主催「Honda Xcelerator カタパルト(ICC)」優勝
- 日経FinTech主催「Nikkei FinTech Startups Awards 2018」準優勝
- EY主催「EY Innovative Startup 2019」受賞
経営者プロフィール
代表取締役社長(CEO) 田中遼
横浜国立大学中退。在学時より起業し、大手向けシステム開発会社、業界有数のプログラミング教育会社など経営、また経営戦略およびAI活用のコンサルタントとしても活動する。のち行動解析に焦点を定めて研究開発を進め、株式会社VAAKを設立。犯罪や人口減少といったグローバルな社会課題の解決を目指す。
最高技術責任者(CTO) 久良木遼
九州工業大学情報工学部卒。NEC情報システムズを経て独立し、群衆行動解析を含む、世界初の映像解析システムを数多く設計開発する。フルスタックエンジニアとしてアプリ/WEBなどフロントから、業務システムなどバックエンドまで幅広くシステム開発を扱う。
(同社Webサイト、同社Wantedlyおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)