藻類の生産・培養などの研究開発を行う筑波大学発バイオベンチャー。低コストの石油代替品の大量生産を目指す
藻バイオテクノロジーズ株式会社
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会社概要・事業内容
会社概要
「人類をエネルギーの制約から解放し、健康で心豊かな未来を創造する」ことを企業理念として設立された筑波大学発バイオベンチャー。藻類の生産および加工、並びに培養・加工方法・利用分野の研究開発を行っている。
藻類バイオマス研究で世界をリードする筑波大学をはじめ国内外の大学・研究機関および関連企業と強い連携。当社の高度な技術力と連携することにより、高品質な製品を比較的低コストにて市場に供給することが可能となる。科学を通じて藻類の力をひきだし、斬新な製品、力強い科学、堅実な経験により、グローバルで力強い藻類産業を創っていく。
藻類のもつ潜在力は、革新的な農業・水産業、化粧品および健康サプルメント産業分野で実用化されてきており、一層の技術革新により着実に市場規模を拡大しつつある。同時に医療分野、創薬分野、化学製品分野、再生可能エネルギー資源開発分野での実用化にむけて、革新的な研究と技術革新が進められている。
藻類産業の展望に対する当社の長期的戦略として、まずは美容や健康によい油脂生産を最初の製品として製造販売を実施。生産技術の向上により、徐々に単価が低く消費量の大きい商品の製造販売に移行し、長期的には生産コストを下げ石油代替品の大量生産を目指す。
事業内容
- 藻類の生産および加工
- 藻類加工物の販売および輸出入
- 藻類の培養・加工方法・利用分野の開発
- その他関連事業
沿革
- 2003年
「環境とエネルギーに関する勉強会」(会長 故落合俊雄 元科学技術庁科学技術政策局長、元研究開発局長、当時:新日鉄常務取締役、昭和シェル石油(株)顧問) - 2008年
勉強会メンバーを中心に、大学・研究所の成果を社会に生かす事業を実施するために、新産業を創造するTLO会社(㈱新産業創造研究所)設立
~2013年まで、主として筑波大学渡邉研の藻類を利用したエネルギー開発や、新しい温室効果ガス排出量計測による排出削減支援システム開発などを実施。 - 2014年
新産業育成(TLO)の期間を終え、生産販売を行うビジネス会社への移行準備(代表取締役 井上元) - 2015年
社名を藻バイオテクノロジーズ株式会社に変更、増資、定款変更により新体制に移行。
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- 筑波大、(株)新産業創造研究所の藻類研究と育成に関する実績、米国Heliae社の大量生産・製品の販売実績を結合した新会社となる。
- 筑波大学渡邊研究室を核として藻類R&Dセンタの創立とSOBIOからの資金援助によりR&D体制の整備
- 宮城県震災復興資金に応募、採択。本社はつくば市、工場は東松島市、営業は東京の体制整備(予定)。
経営者プロフィール
代表取締役 渡邉信
(同社Webサイトを基に当社編集)